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9月10日の日経平均は一時956円安から128円高 積水ハウス営業益16.0%増

9月10日の日経平均は一時956円安から128円高 積水ハウス営業益16.0%増

9月10日の日本株でいちばん目を引いたのは、午前と引けの景色がまるで違ったことです。日経平均は一時956.10円安まで沈んだのに、終値は65,270.95円。前日より128.17円高まで戻しました。

ただ、全面高ではありません。TOPIXは0.20%高でしたが、プライム市場では値下がり783銘柄が値上がり723銘柄を上回りました。金融やサービスが上がる一方、非鉄金属や建設は下がり、指数の小幅高だけでは見えにくい温度差が残っています。

当日の日本株の動き

日経平均の始値は64,768.53円でした。午前には64,186.68円まで下がり、前日終値を956.10円下回る場面がありました。その後は切り返し、65,270.95円の高値で取引を終了。安値から終値までは1,084.27円戻した計算です。

TOPIXは4,054.58で、前日より7.94ポイント、率にして0.20%上がりました。始値は4,031.40、安値は4,016.58で、こちらも日中の高値で引けています。

プライム市場の売買高は21億6,817万株、売買代金は8兆3,803億4,600万円でした。値上がり723銘柄、値下がり783銘柄、変わらず48銘柄です。指数はプラスでも、値下がりの方が60銘柄多い一日でした。

ドル円は日本銀行の公表値で、午前9時が1ドル153.54〜153.57円、午後5時が153.40〜153.42円でした。日中レンジは153.30〜153.72円です。

日経平均が一時956円安から128円高へ切り返した9月10日の値動き
9月10日は午前の安値から1,084.27円戻し、日中高値で引けました。

今日の注目銘柄・相場を動かした材料

前場についてロイターは、前日の米国株安、金利上昇、原油高に加え、日本時間夜の米国生産者物価指数(PPI)を待つ空気が重しになったと伝えています。これは午前の市場で報じられた受け止めで、午後の戻りまで一つの理由で説明するものではありません。

業種別指数には、物色の分かれ方がよく出ています。証券・商品先物取引業は2.45%高、銀行業は1.95%高でした。一方、非鉄金属は3.63%安、建設業は2.33%安です。東証33業種では16業種が上がり、17業種が下がりました。

日経平均とTOPIXがそろって日中高値で引けた一方、プライム市場の値下がり銘柄数は値上がりを上回っています。大引けの指数だけで「広く買われた」と読むより、金融など一部の強さと、素材・建設の弱さが並んだ日と見る方が実態に近そうです。

本日の注目決算銘柄

積水ハウス(1928)

積水ハウスの営業利益16.0%増と通期営業利益3,500億円予想
国内事業が利益を伸ばす一方、米国住宅事業の回復が次の確認点です。

積水ハウスが発表した2027年1月期中間決算は、売上高が1兆9,656億44百万円で前年同期比2.5%減、営業利益が1,803億70百万円で16.0%増でした。売上高は減りましたが、営業利益、経常利益、中間純利益はいずれも2桁増益です。

項目2027年1月期中間期前年同期比通期会社予想
売上高1,965,644百万円2.5%減4,260,000百万円
営業利益180,370百万円16.0%増350,000百万円
経常利益169,081百万円23.8%増316,000百万円
親会社株主に帰属する中間純利益125,053百万円23.1%増224,000百万円
年間配当中間72円145円。予想据え置き

会社資料では、国内の請負型ビジネスと開発型ビジネスが利益を伸ばしました。開発型ビジネスの営業利益は前年同期比114.1%増です。一方、国際事業は売上高が20.8%減、営業利益が93.2%減となり、米国の戸建住宅事業などが重荷になりました。

通期予想では、売上高を従来の4兆3,530億円から4兆2,600億円へ引き下げました。営業利益は3,500億円で据え置き、経常利益は3,140億円から3,160億円、純利益は2,180億円から2,240億円へ引き上げています。売上高の下方修正と、利益予想の維持・上方修正が同時に出た形です。

次に確認したいのは、会社が第3四半期に引き渡しを予定する米国の賃貸住宅開発4物件と、米国戸建住宅事業の回復です。国内事業の利益成長が続くかも含め、通期営業利益3,500億円への進み方を見ておきたいところです。会社予想は現時点の見通しで、達成を保証するものではありません。

翌日の決算予定!注目銘柄をピックアップ

9月11日は、神戸物産(3038)とくら寿司(2695)の第3四半期、GENDA(9166)の第2四半期などが予定されています。

神戸物産は、前回の中間期で売上高5.1%増、営業利益10.2%増でした。7月の月次では単体売上高が前年同月比7.6%増だった一方、売上総利益は1.0%減です。第3四半期では増収と利益率の両立を確認したいところです。

くら寿司は、中間期の売上高が1,252億53百万円、営業利益が24億76百万円でした。通期の営業利益予想50億円に対する進み方が焦点です。GENDAは会社のIRカレンダーで午後3時30分の発表を予定しており、M&A後の事業成長と利益のバランスが確認点になります。

決算の発表日や時刻は会社都合などで変わることがあります。取引前後には各社IRと適時開示を確認してください。

明日の注目イベント

国内では、財務省と内閣府が9月11日午前8時50分に、7〜9月期の法人企業景気予測調査を公表する予定です。企業が景況感や設備投資をどう見ているかを確認できます。

米国では、8月の消費者物価指数(CPI)が米東部時間午前8時30分、日本時間午後9時30分に発表される予定です。結果次第で米金利や為替が動く可能性はありますが、方向を事前に決めつけず、総合指数とコア指数を分けて確認したいところです。

参考にした公開情報

日経平均プロフィル 2026年9月10日 日次サマリー

Yahoo!ファイナンス 日経平均株価 時系列

日本取引所グループ 株価指数データ

日本取引所グループ 株式・債券市況データ

日本銀行 外国為替市況(2026年9月10日)

ロイター 日経平均は続落、米株安や金利高が重し

積水ハウス 2027年1月期 第2四半期決算資料

積水ハウス 2027年1月期 第2四半期決算短信

積水ハウス 2027年1月期 第2四半期決算説明資料

IR Searcher 2026年9月11日決算スケジュール

神戸物産 2026年10月期 第2四半期決算短信

神戸物産 月次IRニュース

くら寿司 2026年10月期 第2四半期決算短信

GENDA IRカレンダー

財務省 法人企業景気予測調査 公表予定

米労働統計局 CPI公表予定

免責事項

本記事は、公開情報をもとにした個人投資家向けの情報整理です。特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資勧誘や利益を保証するものでもありません。

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